組織が悪いと決めつける。職員が悪いと言い始める。能力がないと言われた職員は意欲をなくす。組織も沈滞してしまう。それでは、組織文化を変えることは難しい。
それについて、舞田本では以下のように述べる。舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で373回目となる。
【引用はじめ】
「文化や風土が悪い」といった言葉が出ると、大抵はそこで思考が停止し、議論が行き詰ってしまいます。
文化や風土というものの正体が見えないため、どう手をつければよいのかわからないのです。
随伴性が文化・風土をつくり、随伴性を変えれば文化・風土が変わるのです。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.334、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
組織文化を変えるためには、単に「組織が悪い」と言って変わるものではない。
職員一人ひとりの行動をどのような随伴性にさらすかで変わってくる。
職員の行動の直後にどのような対応がなされるか。
また、どのような言語指示などのルールで職員の行動を変えるか。
随伴性のありようを工夫することが必要である。
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