勉強好きの子にするにはどうするか。親が子どもが勉強していたら褒めることである。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第12回目である。
【引用はじめ】
強化の例②
(直前)「親の褒め言葉なし」→(行動)「子どもが勉強する」→(直後)「親の褒め言葉あり」
子どもが勉強していたら、親が褒める。これは強化である。特に小さい子どもほど、褒められてうれしいと思う気持ちは強いから、小さい子どもにこれをすると、勉強好きの子が育つ。もちろん、何度も褒めることが重要である。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.21
【引用おわり】
「子どもが勉強する」と、親の行動は前と後では変化する。
「褒め言葉なし」だったのが、「子どもの勉強」に対して、「褒め言葉あり」となる。
そうした変化が続くことで、子どもが勉強好きになるという考え方である。勉強しないとがみがみ怒ってしまう日常より、親にとっても子どもにとってもいい対応になるはずだ。ちょっとでも宿題していたら、親はそれを見逃さず褒める。それを親は続けるのである。
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