子どもを勉強好きにしたいというのは、多くの親の願いである。そのためには、どうするか。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第25回目である。
【引用はじめ】
子どもが「勉強する」という行動を頻繁にするかどうか、勉強好きになるかどうかは、その子をめぐる強化と弱化(消去)のどちらが強いかによって決まるのだ。
〈弱化を強化に転じる〉
弱化 (直前)遊べる ⇒ (行動)子どもが勉強する ⇒ (直後)遊べない
↓
強化 (直前)遊べない ⇒ (行動)子どもが勉強する ⇒ (直後)遊べる
勉強好きな子どもを育てようと思ったら、いかに強化を多くし、弱化を少なくするかがポイントとなるのである。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.37
【引用おわり】
子どもが勉強するようにするには、「勉強する」直後の状況を強化するのである。「勉強する」直後に良いことがあれば、勉強を繰り返すようになる。
逆に「勉強する」直後に嫌なことがあれば、勉強をしなくなる。勉強することを弱化する状況では、勉強をしなくなるのが当然だ。
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