行動の原理には「強化」と「消去」の二つを紹介してきた。次は、「弱化」について紹介する。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第22回目である。
【引用はじめ】
(弱化) 行動⇒直後に嫌なことがある(不快感・苦痛、心地よさの消失)
↓
繰り返し体験・強烈な体験
↓
その行動をしなくなる
人の行動を制御する3つ目の原理は、弱化である。
弱化とは、
- ある行動をした直後に
- 嫌なことがある(不快や苦痛を感じたり、心地よさが失われる)と、
- その行動をしなくなる
という原理である。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.33
【引用おわり】
「強化」とは、行動の直後良いことがあり、その行動をもっとするようになることである。
「消去」とは、行動の直後に何も変わらないことであり、その行動を徐々にしなくなることである。
そして、「弱化」とは、行動の直後に嫌なことがあり、その行動をしなくなることである。
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