2021年7月25日日曜日

行動を変えるためのキーワード

 自律型職員をめざすためにも、自ら望ましい行動を起こすことができるようにする必要がある。それには、ABA(応用行動分析学)の理論を勉強するのがいい。その中でも、4つのキーワードをしっかり理解することである。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第26回目である。

【引用はじめ】

 行動を変えるには、ABA(応用行動分析学)の理論を理解する必要がある。

 それには。次の4つのキーワードをマスターすることである。

 強化(きょうか)、弱化(じゃっか)、好子(こうし)、嫌子(けんし)の4つです。

 この4つのキーワードを、それぞれ組み合わせることで、行動の大部分の分析と、そこから改善するやり方がつかめるようになります。

 榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.45~p.46

【引用終わり】

 ABA(応用行動分析学)の中核的キーワードの4つをしっかり理解することで、行動改善に大いに役立つ。強化、弱化、好子、嫌子の4つの組み合わせで、行動の分析が明確になる。一見して複雑そうに見える行動でも、単純に解釈することができる。

 今まで個人の内面を推測して概念をつくり出していたものを、外面的な行動事実のみに着目するだけで、行動の原因を明らかにし、その改善にも役立つことがわかる。 

0 件のコメント:

コメントを投稿