常識的には、意識が変わらないと、行動は変わらないと思っている。ここでは、逆転の発想で、まずは行動を変えてみようするやりかたである。意識がどうのこうのと気にしないやり方があるという主張である。
そのことについて、榎本氏、次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第4回目である。
【引用はじめ】
「意識」が変わることで「行動」が変わるというのが、世の中の常識的です。
最初に意識があり、それが行動を引き起こすというのが世の中で当たり前となっている考え方です。
しかし、ここで取り上げるABA(Applied Behavior Analysis 応用行動分析学)は、心のなかは見ずに、目に見える行動を徹底的に測定して、その法則を導き出し応用する学問です。人の行動を変えるという点においては、このABAは、すごい力を発揮します。
人はなぜ、このような行動をするのか、逆に、なぜ行動しないのか。そのしくみがよくわかりすま。「意識」がどうなっているのかは気にしません。「行動」に直接働きかけて、人の行動を変容させていくのです。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) はじめに
【引用終わり】
問題となる行動に着目することで、その行動を変えさえすれば、意識がどうなっていると気にする必要がないのではないか。そうした考え方がABAである。ちょっと非常識で違和感を覚えるという人もいるだろう。でも、それが意外と役立つ。勉強してみて損はない。
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