強化と弱化の原理によって、行動が繰り返すようになるか、繰り返さなくなるかが予測できるようになる。ABA(応用行動分析学)がうちたてた理論である。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第31回目である。
【引用はじめ】
行動を分析してみると、行動が繰り返されたり、逆に繰り返されなくなるしくみがわかってきます。これこそが、ABA(応用行動分析学)の優れた機能です。
人が行動する・しないに関して、心のなかを原因とせずに、環境の変化によって、行動の予測ができるようになってくるのです。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.49
【引用終わり】
心の状況しだいで行動が決まるという考え方が常識だった。それを180度転換し、行動は環境によって決まるとしたのが、ABA(応用行動分析学)である。
行動の直後がどういう状況であったかで、その行動は繰り返すか、それとも繰り返すかが決まるのだという考え方である。
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