ある行動をした結果、良いことが起こる。そうすると、その行動が繰り返される。こうした分析のことを、ABA(応用行動分析学)では、「強化」という。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第27回目である。
【引用はじめ】
◎ 強化の原理
「人が何かの行動をした結果、良いことが起きるか、悪いことがなくなると、その行動は繰り返されるようになる」
《強化の例①》
「Aさんが、カフェでパンケーキを食べたら、とても美味しかった」
Aさんが「パンケーキを食べる」という行動をした結果、「とても美味しい」という、好ましいことが起きました。すると、Aさんは、またこのカフェに行ったとき、このパンケーキを食べるという行動を繰り返すようになりました。「パンケーキを食べることが強化された」。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.46
【引用終わり】
近所のカフェに行ったら、パンケーキがとても美味しかった。そうすると、そのカフェに何度も通うようになる。カフェに通うことが強化されたのである。
また、パンケーキが美味しかったので、そのカフェではパンケーキの注文を繰り返すようになる。パンケーキを注文することが強化されたのである。
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