テレビのCМに起用される有名人は、好感度の高い人である。車に乗っているタレントを見ることで、その車もとてもよく見える。対提示が成功した例である。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第75回目である。
【引用はじめ】
対提示の具体的な内容として、次のようなCМが好例です。
テレビや雑誌などで、好感度の高い有名なタレントや俳優、スポーツ選手などが商品を宣伝しています。好感度の高い有名人は、好子としての要素が多くあるので、それと一緒に「対提示」される商品の好感度も上がるわけです。
ただし、逆のケースもあり得ます。スキャンダルなどで印象が悪くなった有名人は、やはりCМには使われなくなってしまいますね。対提示される商品も悪い印象になってしまうからです。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.86
【引用終わり】
対提示の良しあしで、物事の見え方はすごく違ってくる。大好きなタレントが着ている洋服を着てみたくなったりする。対提示によって、行動に大きく影響するのだ。私たちの行動は、対提示されたものに左右されている部分が大きい。
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