行動した直後に、好子などがどのようなタイミングに提示されるかによって、行動にも大きく影響する。それが、「強化スケジュール」という概念である。1回ごとに必ず好子が出現することを「連続強化」という。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第69回目である。
【引用はじめ】
「強化スケジュール」とは、「どのような間隔とタイミングで、好子が提示されるかをスケジュールで表したもの」です。強化スケジュールには、「連続強化」と「部分強化」があります。
「連続強化」とは、行動したあとに、必ず好子が出現することです。
たとえば、次のようなことです。
- 自動販売機でボタンを押したら、毎回ジュースが出る
- リモコンのスイッチを押したら、TVがつく
- 家族に「おはよう」というと、必ず「おはよう」と返事がくる
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.81
【引用終わり】
私たちは青信号になったら、横断歩道を渡る。車も横断歩道の前で止まってくれるし、歩行者も安心して渡れると思っている。
青信号になれば、安全に横断歩道を渡ることができるのだ。それはいつもどこでも行われている。これが、「連続強化」の一つである。
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