職場において、「報連相の徹底」がなされればどんなことが可能になるか。どんな改善がなされるか。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第87回目である。
【引用はじめ】
- 改善したいと思いついたことは何か 「部下が報連相を徹底できないので困っている。徹底させたい」
- 何のために上記を改善したいのか、改善したら何につながるか
- 2の目的のためには、他にもっと改善すべきことはないか
3つの手順のうちの1番目、改善したい内容「報連相の徹底」について思いついたことを書きました。
次は、2番目の手順「何のために改善し、改善したら何につながるのか」を記載します。「報連相を徹底するとはどういうことにつながるか」についてです。
- クレームやトラブルがあったときにすぐに対応できる
- あとから間違いを正すより、修正がすぐにできるようになる
- 部下の仕事における課題や育成の指導ができるようになる
このように、報連相の状況が改善すると何につながるのか、それはやはり重要なものなのかどうか、しっかりと考えましょう。
書き出したら、「報連相の徹底」が改善されて、その先につながるものが、本当に必要なものなのか、価値のあるものなのかを見極めましょう。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.96~p.97
【引用終わり】
「報連相の徹底」をすればどうなるか。
クレームへの対応がすぐ可能。間違いへの修正もすばやい。仕事に対する指導もしやすい。
こういった問題に大いに役立つことが明らかになる。こうしたことまで突き詰めて考えるといい。
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