行動の直後に好子が出現することで、その行動は繰り返すようになる。強化される行動は、好子の出現間隔などがどのぐらいの程度によるかで、行動の様子も変わってくる。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第68回目である。
【引用はじめ】
行動したあとに、好子が出現することで、行動を繰り返すようになることを「強化」といいます。
この「好子」が、行動するたびに毎回出現するのか、それとも2回に1回なのか、それとも完全に不定期なのか―どのような「スケジュール」で出現し、どのように強化しているのかをあらわすのが「強化スケジュール」です。その概念は次のとおりです。
「どのような間隔とタイミングで、好子が提示されるかをスケジュールで表したもの」
強化スケジュールには、「連続強化」と「部分強化」があります。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.81
【引用終わり】
「強化スケジュール」はその状況によって様々である。連続的に強化される場合、部分的に強化される場合では、行動の様相も違ってくる。
毎回強化されるのと、たまにしか強化されないとなると、行動の出現頻度に影響してくる。
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