2021年9月26日日曜日

まずは思いついた改善策を書いてみる

  職場内の問題を改善するためには、まず何が問題かを書き出し、その改善策を思いつくまま書き出していみる。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第86回目である。

【引用はじめ】

  1. 改善したいと思いついたことは何か
  2. 何のために上記を改善したいのか、改善したら何につながるか
  3. 2の目的のためには、他にもっと改善すべきことはないか

 3つの手順1番目には、どのような内容について、どんな観点で記述したらいいか。たとえば、「部下が報連相を徹底できないので困っている」の改善策を考えましょう。

 「部下が報連相を徹底できないので困っている。徹底させたい」

 思いついた改善したい内容をそのまま書きましょう。自分の言葉で記入し、主観的でも抽象的でもかまいません。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.96

【引用終わり】

 問題についてそんなに明確にとらえられるものでない。それでもいいから、まずは思いつくことを書いてみることが大事だ。ここでは、「報連相を徹底させたい」とだけ書いた。

 そこから、次の段階としてなんのために報連相を徹底させるのか、それが改善したらどうなふうになるかを考えればいい。今一番気になること、問題だと思っていることを書いてみるのだ。 

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