職場おいては、問題だなあと思いがあっても、意外とその問題の内容があいまいだったする。そのため、いつになってもその問題が放置されたままであることが多い。そして、なんだかうまくいかないなあなんて、ぐちったりしている。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第84回目である。
【引用はじめ】
本来、いちばん大事なことに、なぜか抜け落ちやすいもの、それは「目的」です。
職場では、いろいろと自分が望ましくないと感じるものを「問題」ととらえがちですが、実は、それはたいした問題ではない場合もたくさんあります。
逆に、「問題」とは見えていなくても、実は、大きな悪影響を及ぼしていることもたくさんあるのです。
ABAマネジメントを行なうにあたって、職場における問題点を、何のために改善するのか、その目的を明確化する必要があります。
次のような手順で目的を明らかにすることです。
- 改善したいと思いついたことは何か
- 何のために上記を改善したいのか、改善したら何につながるか
- 2の目的のためには、他にもっと改善すべきことはないか
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.94~p.95
【引用終わり】
職場内の問題は何か、それを明らかにして職場内において周知徹底することが大事だ。問題に関する改善内容をしっかり把握する。そして、改善するのは何のためか。改善をすべきことはそれだけでいいか。
こうしたことを、文章表現でリストアップするのである。
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