2021年9月24日金曜日

まずは目的を明確にする

 職場おいては、問題だなあと思いがあっても、意外とその問題の内容があいまいだったする。そのため、いつになってもその問題が放置されたままであることが多い。そして、なんだかうまくいかないなあなんて、ぐちったりしている。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第84回目である。

【引用はじめ】

 本来、いちばん大事なことに、なぜか抜け落ちやすいもの、それは「目的」です。

 職場では、いろいろと自分が望ましくないと感じるものを「問題」ととらえがちですが、実は、それはたいした問題ではない場合もたくさんあります。

 逆に、「問題」とは見えていなくても、実は、大きな悪影響を及ぼしていることもたくさんあるのです。

 ABAマネジメントを行なうにあたって、職場における問題点を、何のために改善するのか、その目的を明確化する必要があります。

 次のような手順で目的を明らかにすることです。

  1. 改善したいと思いついたことは何か
  2. 何のために上記を改善したいのか、改善したら何につながるか
  3. 2の目的のためには、他にもっと改善すべきことはないか

 榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.94~p.95

【引用終わり】

 職場内の問題は何か、それを明らかにして職場内において周知徹底することが大事だ。問題に関する改善内容をしっかり把握する。そして、改善するのは何のためか。改善をすべきことはそれだけでいいか。

 こうしたことを、文章表現でリストアップするのである。 

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