組織の活性化には、個人一人ひとりの働きが大事になってくる。個人のより良い働きを促すには、人事評価制度を明確にすることである。この制度はどんな狙いで実施するのかを個人にわかるようになっていなければならない。そのことで、業績も向上することがわかる必要がある。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第139回目である。
【引用はじめ】
より良い組織にするためには、人事評価制度を導入することが大事です。その狙いは、次の2つです。
- 頑張ったことの見える化。そこから早めのフィードバックで、望ましい行動の強化が起きること
- 各自の強化された望ましい行動が集積することで、業績向上につながること
その狙いを達成するために、次のようなしくみを構築することです。
- 仕事の目的・理念を決める
- 組織の目標を決める(業績目標など)
- 個人目標を決める(組織目標につながるように!)
- 目標につながる行動を決める(死人テストに引っかからないように!)
- 行動目標を書き出して日々チェック!(「C:結果」を即時フィードバック)
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.162~p.163
【引用おわり】
組織において、人事評価制度をうまく運用して、個人にも組織にとっても有効にはたらくようにするにはしっかりしたしくみを構築することだ。
それには、組織目標、個人目標、行動目標、チェックといったことをやり続ける。そして、個人の成果、組織の成果を上げることだ。
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