「組織目標」が決まったら、組織目標につながる「個人目標」を決めることである。個人目標は組織目標の下位目標の位置づけとなるわけで、そのつながりが明確になっている必要がある。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第142回目である。
【引用はじめ】
「仕事の目的・理念を決める」とその次に、「組織の目標を決める」、さらに次には、「個人目標を決める」ことになります。ポイントは、「必ず組織目標と連動している」ということです。個人目標となると、ついつい、自己啓発的なものになったり、個人的に好きなことを目標にしてしまったりしますが、それをどんなに頑張って、一生懸命に達成したとしても、組織の目標には何の影響もなかったなどという失敗をしないようにしましょう。
- 個人の売上10%アップ
- 個人の利益5%アップ
- アルバイトリーダーを1名育成する
- 新システムについてチームに教育できるようになる
それぞれ、個人が目標を達成したら、ちゃんと組織の目標も達成できるように、個人と組織がつながっていることを意識して決めましょう。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.165~p.166
【引用おわり】
「個人目標」は「組織目標」から見てその個人で達成できる、より具体的なものにするのである。「個人目標」の集まりが、「組織目標」の達成になるようにするのだ。
「個人目標」だからといって、自らの好みを優先させては組織に貢献しなくなってしまう。あくまでも、組織における「個人目標」を設定するのである。
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