仕事に改善の余地があるならば、部下に対して上司はきっかけをつくってやるといい。部下は気づいてないこともあるからだ。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第126回目である。
【引用はじめ】
「仕事に改善の余地がある」場合、上司がきっかけとして「改善点はない?」と部下に声をかけることです。
そのことで、部下が「提案する」という行動が出ます。そして、フィードバックとして上司が「いいアイデアだね!」というよい結果を提示します。そうすると、部下の提案するという行動が繰り返されるようになるのです。
つまり、「好子出現による強化」です。
しばらくは、必ず毎回、フィードバックには「よい結果」(好子)を提示してあげるようにしてください。
行動に対して毎回、好子を提示して「連続強化」するわけです。
「提案したら、ちゃんと褒められる」という、成功体験をまずは学習してもらうのです。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.140
【引用おわり】
部下が適切な行動をしたら、上司はその行動をすぐ褒めてやることだ。
はじめのうちはそうした行動をするたびに褒めることを続ける。きちんと部下が学習できるようにするわけである。
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