「自律型社員になれ!」と言ったころで、何をどうやればよいのか分からない。それだからこそ、そうしたことができないのだ。自律型社員としての「望ましい行動」とはこうやるんだと具体的に示す必要がある。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第123回目である。
【引用はじめ】
「自律型社員」の育成をするためにはまずは、「指示を出して、『望ましい行動』を実際にやってもらう」ところからスタートしましょう。
なかなか行動しない社員には、その行動が引き出されるような具体的な指示をしていきます。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.137t~p.138
【引用おわり】
リーダーが部下に求める自律型社員としての「望ましい行動」とは何か。それが何かを部下に対して、具体的にわかりやすく示さないと、部下としてどうしていいか分からない。部下を混乱させず、正しく導く行動を示すことが大事である。
そうしなければ、部下は迷ってリーダーが求めるものとは筋違いの行動をしてしまう。そうなると、リーダーとしても「なんでこんなことができない」などと部下に声を荒げたりしてと台無しの結果を招きかねない。
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