「組織の目標」が決まったら、それにつながる「個人の目標」を決める。そして、さらに個人目標を達成するための具体的な行動を設定する。その具体的な行動について、デッドマンテストとビデオカメラテストでチェックしてみる。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第144回目である。
【引用はじめ】
「仕事の目的・理念を決める」と、その次に、「組織の目標を決める」、さらに次には、「個人目標を決める」ことになります。この次には、個人目標につながる「行動」を決めます。この具体的な行動については、デッドマンテストとビデオカメラテストでチェックする必要があります。
【個人目標:売上を10%上げる】
- 具体的な行動 「新規の訪問を徹底する」 デッドマンテスト◯ ビデオカメラテスト✕
- 具体的な行動 「ムダな提案をしないようにする」 デッドマンテスト✕ ビデオカメラテスト✕
- 具体的な行動 「毎日、1件は新規のお客様に提案書を出す」 デッドマンテスト◯ ビデオカメラテスト◯
- 具体的な行動 「新商品知識の勉強を週1時間行う」 デッドマンテスト◯ ビデオカメラテスト◯
- 具体的な行動 「専門用語をなくしたパンフレットをつくる」 デッドマンテスト◯ ビデオカメラテスト◯
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.166~p.167
【引用おわり】
デッドマンテストは死人にはできないことである。ビデオカメラテストはモニターでみたら何をしているかわかるものである。この二つのテストでチェックして合格できるものが具体的な行動といえる。
具体性がある行動かどうかを明確にするうえで大切なチェック項目なのだ。
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