2021年11月28日日曜日

人に適した改善策が必要

 社内の社員といっても、一様ではない。いろんな人がいて、いろんな違いがある。それぞれに対して、どうすればよいか悩みもあったりする。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第147回目である。

【引用はじめ】

次のような社員に対して、管理職がどのように対応したらいいのか、非常に困っている、という声をよく聞きます。

  • ゆとり社員
  • ベテランあきらめ社員
  • 自己主張社員  

 人による違いを考慮しながら、改善を図っていく必要があります。

 「人の行動は環境によって引き起こされて、繰り返すようになる」というのがABA(応用行動分析学)の原則的な考え方です。同じ改善策を実施しても、人によって効果が出る・出ないには差があり、それぞれに適した改善を行っていかなくてはなりません。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.178

【引用おわり】

 一人ひとり困った社員に対して、どうすれば改善が図れるか。

 同じ改善策を実施しても、うまくいく場合も、いかない場合もある。相手に合わせた改善策を考慮することが大事だ。

 その効果的な改善策とはどうすべきか。適切な行動に着目して、その直後に好子(例えば、褒め言葉)によって強化するのである。それを繰り返して、適切な行動を増やすことだ。 

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