2022年3月21日月曜日

シンプルな原理で行動をとらえる

  人の行動を決定づける原理は、行動分析学によればきわめてシンプルである。そのことについて、以下の舞田本より引用する。その第2回目だ。

【引用はじめ】

 人の行動を決定づける原理は、行動分析学でいうところの「強化」「消去」「弱化」の3つしかありません。このたった3つの原理で、人のすべての行動は、分析し、予測し、制御することができるのです。

 このシンプルさも、行動分析学の魅力です。

 多くの人に使われるためには、少なくとも二つの要素がなければなりません。その一つは、シンプルで分かりやすい。

 もう一つの要素は、効果が目に見えるということです。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.3~p.4

【引用おわり】

 行動分析学はシンプルな原理で、私たちの行動を説明するばかりでなく、制御することも可能である。たくさんの科学的実験によって裏付けのある原理である。それだからすごく応用範囲も広い。教育、福祉、医療、経営、日常生活などに関する行動のあり方に応用されている。

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