2022年3月31日木曜日

適切な解決策が与えられるか?

   「部下が上司に相談に行く」と、相談に真剣にのってくれて、適切な助言をもらえる。そうなったら、部下は積極的に上司に相談するようになるだろう。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第12回目となる。

【引用はじめ】

 部下からの相談に対し、常に適切な解決策を与えているだろうか? 部下の気持ちが救われるようなアドバイスをしているだろうか。もし、それができているのなら、「あの上司に相談に行けば、いつも笑顔で迎えてくれるだけでなく、問題も解決する」ということで、部下は行列をなして相談に来るだろう。

 しかし、「あの上司に相談に行っても、問題はちっとも解決しない」となれば、やはり部下としては、相談行くことをためらうのではないか。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊) p.20

【引用おわり】

 部下にとって、上司へ相談すると悩み事が解決するとなれば、次からも上司への相談をするようになるに違いない。部下にはその手応えがたまらない。部下の期待に応えてくれる上司への信頼は増すばかりだ。全ての問題が解決しなくても、少しのヒントでも得られればいいのである。解決に向けた方向性を与えられる上司であってほしい。 

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