2022年9月14日水曜日

消去は無反応、弱化はネガティブ反応

 課長が部長などに対して、悲観的な発言行動をしたら、それを消去するとか、弱化するとかするにはどうすれば良いか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第179回目となる。

【引用はじめ】

 消去のときは周りが無反応(無視)、弱化のときは周りがネガティブに反応します。どちらを使うかは時と場合、また話の内容によって使い分けてよいでしょう。

 無視しても構わないような話であれば、無視する。つまり消去するのが最も簡単かもしれません。無視できないような話をされた場合には、何らかの反応をもって弱化しないといけないかもしれません。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.183

【引用おわり】

 悲観的な発言ばかりで、建設的な発言がみられない。そうした課長がいたら、組織上良くない。部長の立場だって危うくなる。そうであれば、早めの対策が必要である。課長の悲観的な発言には、みんなが無反応で別な話題に持っていくなどの手がある。それでも、ダメな場合は悲観的な発言の問題点を指摘して弱化するのである。課長の悲観的発言が増長しない対応が重要だ。

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