低い目標を立てて、安易な対応をする部下がいたらどうするか。低い目標を立てることが弱化されたり、消去されるような社内ムードを作り上げる必要がある。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第193回目となる。
【引用はじめ】
高い目標を掲げる人が多い中で、低い目標を立てたら、どうなるでしょう。
最初に軽蔑されるだけでなく、万が一にもその低い目標が達成できなかったら、上司を含む周囲から冷ややかな目で見られることは想像に難くありません。この不安感が、低い目標を立てることを弱化します。
また、無難に目標を達成したとしても、ことさらに褒められることはないでしょうから、目標達成したら良いことがあるだろうという期待も持てません。これは低い目標を立てることを消去することになります。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.191~p.192
【引用おわり】
低い目標は評価されない。軽蔑される。誰も認めてくれない。そうしたことがなされれば、次からは目標を高くしないとダメとなるはず。低い目標は弱化される。いくら、低い目標を達成されても、関心も持たれず消去されることになる。
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