相手の行動や組織の行動、そして自分の行動を変えたいと思っても簡単でない。そのままにしておけない。そんなことだと、困ったことになる。どうすればいいか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第184回目となる。
【引用はじめ】
人や組織を変えようとする皆さんは、他者の行動だけでなく、自分の行動をどう強化し続けるか、消去や弱化されないようにするか、うまい工夫を持っておくことが実は極めて重要なのです。
できるだけコストの少ない、大変でない楽な方法をとりましょうというのは、その工夫の一つです。なるべく弱化の影響を少なくしようとしているわけです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.186
【引用おわり】
行動を変える場合は、それが消去や弱化されないようにしなければならない。行動が弱化されないためには、できるだけ難しくない方法でやるのがいい。そうしないと、簡単に変わらないという理由で挫折してしまう。だから、少しずつでいいから変えられるコストのかからない方法を用いる。すぐには大きく変わるなんて考えず、段階的に変えられる方法でやってみることである。自らの行動が少しでも強化される方法を試みるのである。
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