相手の行動をなかなかうまく変革できない。そうなると、変革することをあきらめてしまう。弱化や消去が働くためだ。そうならないようにするにはどうするか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第183回目となる。
【引用はじめ】
相手の行動が目に見えて変化するまで、皆さんは弱化と消去の危機にさらされることになるのです。
変革がたいてい途中で挫折してしまうのは、こうしたことが原因です。変革を推進するという行動そのものが、実を結ぶ前に弱化・消去されてしまうのです。
したがって、人や組織を変えようとする皆さんは、他者の行動だけでなく、自分の行動をどう強化し続けるか、消去や弱化されないようにするか、うまい工夫を持っておくことが実は極めて重要なのです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.186
【引用おわり】
相手の行動を変えることは簡単ではない。そのため、働きかけを途中でやめてしまう。自分の働きかけがうまくいかないので、その働きかけが消去や弱化されるためである。そうならないように、自分による働きかけを変え、相手の行動が変わるようにするのだ。そのことで、自分の働きかけが強化されるようにするのだ。相手の行動が変わるように強化することである。
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