部下が課長に対して、うっ屈した気持ちをがあった。そのため、なんかのことで課長から褒められたりしたら、つい皮肉めいたことを言ってしまう。なぜ、そんなことを言ってしまうのだろう。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第174回目となる。
【引用はじめ】
課長が部下を褒めたことに対して、課長は素直に喜ばず皮肉を言ったりするのはなぜか。その答えは「日頃から、うっぷんがたまっていて、こういうときについ出てしまう」というものでした。
要するに、皮肉を言えば課長に対する日頃のうっぷんが晴れるということなのですが、普段のときに言っても叱られるので、こういうタイミングで言えば、叱られずに済むということでした。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.178~p.179
【引用おわり】
部下の課長に対する皮肉めいた言葉は、課長が部下を褒めた言葉の直後だったとすると、いずれ褒め言葉は弱化される。課長は部下を褒めようとしなくなる。こうした関係によって、課長は部下を面白く思わない。また、部下もさらに課長に対して良くない感情を持つことになる。互いの関係がますます悪くなってしまう。
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