管理職の中には、「目標を低く抑える」傾向の人もいる。なぜこうしたことをしてしまうのだろう。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第170回目となる。
【引用はじめ】
目標を低く抑えるのも、「悲観的な発言をする」ことと似たような理由からである。
低い目標を立てれば、結果的に目標達成率が高く出ます。ですから、低い目標を立てると、その瞬間に高い達成率への期待が持てるわけです。また、目標達成ができないで終わる確率も低くなりますから、低い目標を立てた直後には、目標未達で責められる不安感が減るわけです。
どうも、この人は責められることに非情な恐れと不安感を持っているようです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.175
【引用おわり】
低い目標だと目標達成がしやすい。また、目標未達成になる心配もない。できるだけ目標が達成して失敗することがないよう、事前に予防線をはっておくのだ。もし、目標通りにいかなかったら、どうしょうといった不安も少なくなる。
0 件のコメント:
コメントを投稿