課長が部下をたまに褒めたりすると、部下の方があまりいい顔をしない。なぜこんな行動を部下はしてしまうのだろうか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第173回目となる。
【引用はじめ】
課長などの上司に対して、部下の行動はどうなっているでしょう。課長から褒められたときに、嬉しそうな顔をしなかったりします。なぜそんな顔をしてしまうのか。
「褒められて喜ぶなんて、子どもみたいで恥ずかしい」という答えです。「子どもみたいなのはダメ」という理由です。人は大人につれ、自然の摂理を自分から否定してしまう悪い癖があるのでしょうか。世の中で大成功している人を見ると、彼らは実はかなり子どもじみたモチベーションで動いていることも多いのですが。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.178
【引用おわり】
課長から褒められても部下にとっては嬉しくない。褒められることを目的に働いているわけでない。こんなことは子ども並みだと思ってしまうからだ。そんなことが続けば、課長が部下を褒めることは消去されてしまう。課長が部下を褒める行動はなくなってしまうのだ。部下も素直に課長に対して、感謝の言葉ぐらい返すことが大事である。
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