社員の中には、目標を低く抑えがちなものがいる。達成しやすい目標にすると安心だからである。そんな雰囲気のある組織では、発展性に問題が生ずる。高い目標に挑戦しようとする人たちが強化されるようにしないと。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第191回目となる。
【引用はじめ】
会社が評価に用いる基準は、全員共通にします。そうしたうえで、一人ひとりに自分にとってのチャレンジ目標を立てさせれば、このときの目標は「できる、できない」ではなく「やりたい」という熱意を示したものとなります。
それなら、高い目標を掲げた人は周囲から褒められ尊敬され、逆に目標の低い人は下に見られるようになるでしょう。つまり高い目標を立てることが強化され、低い目標を立てることが弱化されるわけです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.190~p.191
【引用おわり】
高い目標に向けて頑張る人たちが集まった組織は、新しいものを生み出し明るい。互いに刺激し合って発展し続ける。失敗はあってもそれを反省し、さらなるチャレンジを行う。一人ひとりが高い目標に向けた取り組むに対して、強化し合うのである。頼もしい社員集団ができあがる。
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