課長の部下への対応が問題とする指摘がなされている。その指摘項目を明確に把握して改善する必要がある。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第434回目となる。
【引用はじめ】
- 「部下の仕事を手伝わない」という問題は、具体的には次のようなことです。
- 「部下のために任せているのだ、という意図を伝えていない」
- 「部下に任せっきりで状況を把握していない」
- 「部下が壁に突き当たったときに助言をしない」
- という点が要改善項目としてとらえることになります。
- 「意図を伝える」「状況を把握する」「助言する」という行動は、今までほとんど全くされていなかったので、強化も消去も弱化もされていません。
- ただ、行動のレパートリーの中に入っていなかったということでした。
- したがって、これらの行動を作り上げることが必要となります。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.180
【引用おわり】
課長は、部下に対して「自らの意図を伝えてない」「仕事の状況を把握してない」「助言をしてない」などという問題がある。それらを課長として問題を解決することである。部下に対して、「意図を伝え」「状況を把握し」「助言する」ことである。一気にとはいかないにしても、一つずつ確実に行動することである。
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