2023年6月5日月曜日

悲観的な発言に消去・弱化など用いる

 課長の発言は悲観的で困る。こうした発言を変えたい。悲観的な発言だったら、どうすればよいのか。消去か弱化すればよい。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第437回目となる。

【引用はじめ】

  • 課長の悲観的な発言を消去したり弱化したりするにはどうすればよいでしょう。
  • 消去は、行動の直前・直後で何も変わらないことです。
  • この人が悲観的な発言をしても、周り(特に上司)が無視するといいでしょう。
  • 弱化は、行動の直後に、「不快や苦痛を感じる」「心地よさがなくなる」ことです。
  • 弱化によって行動を改革するとすれば、周りに対して、次のようにするのです。「露骨に不機嫌な顔をする」「責めるような目で見る」「その発言には根拠があるのかなどと突っ込む」

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.183

【引用おわり】

 課長が悲観的発言したら、なんの反応もしないようにしたらいい。無反応、無視をきめこむのである。また、それに対しては、嫌な表情を示す。あるいは、その根拠を示せなどと突っ込みいれるのである。課長の悲観的発言にはすかさず、消去か弱化の対応をするのである。

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