組織の長としての管理職は、決断という重みに耐えて組織をリードしなければならない。困難を前にして最善の決断を下すよう努力することが求められる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第456 回目となる。
【引用はじめ】
- 管理職は責任の重みに苦しみながら決断を下すのです。
- 古今東西すべてのリーダーは、そうした苦しみを全員が味わっています。
- 決断することで、何にかとんでもない結果が起きてしまうかもしれない。
- しかし、今決めなければ、組織はもっと悪いことになってしまうかもしれない。
- 天秤の両側に「決断すべき」「決断しないべき」という巨大な重しが乗っかって、両方の重みに折れそうになりながら、つぶれそうになりながら、耐えて進む、それが組織の長の姿なのです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.193~p.194
【引用おわり】
難しい決断には逃げ出したくなる。関係者に相談をするにしても、最終的には管理職の決断にかかる。責任は管理職が負う。それが組織のルールだ。十分な時間や情報がないままでも、決断が迫られる場合だってある。それでも管理職としての経験や知恵で、決断することになるのだ。
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