2023年6月7日水曜日

悲観的な発言を減らすには

 課長は会社にとって新しいプロジェクトなどを起ち上げようとすると、決まって悲観的な発言をする。こうした行動を減らすにはどうすればよいか。ABC分析で考えてみよう。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第440回目となる。

【引用はじめ】

  • 課長の悲観的な発言を減らすにはどうするか。
  • それをABC分析すると次のようになります。

先行条件(A)「何かを会社としてやるときに」

→行動(B)「悲観的な発言をする」

→結果(C)「無視される」=消去

  または

→結果(C)「不機嫌な顔をされる」「責めるような目で見られる」「発言内容を突っ込まれ る」=弱化

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.184

【引用おわり】

 課長の悲観的な発言に対して、すかさず「無視する」。消去の手続きである。そんなことにはかかわらず知らん顔をみんなが決め込むのである。あるいは、周りが「不機嫌な顔をする」。そうなると、課長に何か不愉快なことを言ったのかなあと気付かせるのである。これが弱化の手続きである。課長の悲観的な発言の直後に消去や弱化をするといい。

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