なぜ、課長は部下を褒めないのか。褒めることを良しとしていない。褒めることが弱化されている。こうした状況を変える手立てが必要である。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第457 回目となる。
【引用はじめ】
- 課長が、部下のことを褒めない理由は次のとおりである。
- 「部下を褒めるべきだと思ってない」「褒めても部下が嬉しそうな顔をしない」「褒めると逆に部下からは皮肉を言われる」
- まずは、部下を褒めるべきだと思っていないことをどうすべきか。
- ここでは、彼の上司である部長にご尽力いただきます。
- 部長から課長に、部下を褒めるべきことを一言言っていただき、課長が部下を褒めたら、今度は課長のことを部長から褒めていただくのです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.194
【引用おわり】
この課長は、部下を褒めることの効用を認めていない。部下は褒められかたを間違えなければ、伸びる。それをこの課長は知らないのだ。だから、部長などが課長に対して褒めることの重要性を知らしめるのである。部下を課長が褒めることができたら、部長が課長のことを褒めることも大切である。
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