課長が、自組織の状況にあまり関心がなかったら困る。問題があってもそれを早めに把握できない。そうならない対策が必要だ。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第463 回目となる。
【引用はじめ】
- 課長にとって、自組織の状況が分かることには、あまり関心がない。
- こうしたことでは、組織の問題を明確に把握してないことになるので、支障をきたすことにもなりかねない。
- そうならないよう、部長がこの課長に、頻繁に課の状況を尋ねるのです。
- 「今、君の課の仕事は、どうなっている?」というふうにです。
- すると、普段から部下に状況を尋ね、課全体として仕事がうまくいっているのか、いないのかを把握しなければ、部長の突然の質問に的確に答えることができません。
- つまり、自組織の状況が「分かりたい、分からないとまずい」と思うような工夫するということです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.198
【引用おわり】
課長の上司である部長が、課の様子を把握すべく課長に時おり尋ねるようにする。そうすれば、課長も課の様子について調べるようになる。部長に明確な答えをしなければならないからだ。
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