低い目標を立てて、うまくいったからといって、周囲から褒められることもない。もしも、その目標が達成できなかったからなおさら軽蔑の対象にもなりかねない。このようなことだったら、低い目標を立てることはいいことがない。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第453回目となる。
【引用はじめ】
- 低い目標を立てたら、どうなるでしょう。
- 最初に軽蔑されるだけでなく、万が一にもその低い目標が達成できなかったら、上司を含む周囲から冷ややかな目で見られることは想像に難くありません。
- この不安感が、低い目標を立てることを弱化します。
- また、無難に目標を達成したとしても、ことさらに褒められることはないでしょうから、目標達成したら良いことがあるだろうという期待も持てません。
- これは低い目標を立てることを消去することになります。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.191~p.192
【引用おわり】
低い目標では不利なことばかりである。やはり、相当の目標が必要だ。そうした目標がうまくいくような努力こそ求められる。それによって、周囲の認識も高まる。
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