消極的な発言の多い課長のこうした行動をなんとかしたい。そのためには、行動分析学的にはどうすればよいか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第438回目となる。
【引用はじめ】
- 課長が消極的な発言をしたら、消去のときは周りが無反応(無視)、弱化のときは周りがネガティブに反応します。
- どちらを使うかは時と場合、また、話の内容によって使い分けてよいでしょう。
- 無視しても構わないような話であれば、無視する、つまり消去するのが最も簡単かもしれません。
- 無視できないような話をされた場合には、何らかの反応をもって弱化しないといけかもしれません
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.183
【引用おわり】
課長の消極的な発言があったら、その直後どんな反応をすればよいか。上司を含めた周りは、なんの反応もしないのがいい。無視をきめこむのである。すなわち、消去の手続きを用いることになる。ただ、それだけではすまないときもある。そうした時は、課長に対して、嫌な表情を示すことも必要になるだろう。また、論理だった反論をするなども必要だ。弱化の手続きを用いるのである。
0 件のコメント:
コメントを投稿