「頼りがいがある」上司とはどういう行動ができる人か、それを課題分析してみる。状況別に、「頼りがいがある行動」と「頼りがいがない行動」を比較して書いてみる。その内容について、島宗リーダー本による第66回目の引用である。
【引用はじめ】
- 状況「仕事でわからないことを部下が質問したときに」→頼りがいがある行動「わかりやすく回答してくれる」⇒頼りがいがない行動「そんななこともわからないのかと言う」
- 状況「部下がした大きなミスを顧客に説明するときに」→頼りがいがある行動「私の責任ですと言う」⇒頼りがいがない行動「部下のミスですと言う」
- 状況「部下が体調を崩しているときに」→頼りがいがある行動「大丈夫か、無理するなよと声をかける」⇒頼りがいがない行動「また飲み過ぎたのかと顔をしかめながら言う」
- 状況「部下が上司への反対意見を述べているときに」→頼りがいがある行動「うなずきながら最後まで話を聞く」⇒頼りがいがない行動「もういいと言って途中で話をさえぎる」
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.42~p.43 )
【引用おわり】
上司の「頼りがいのある行動」と「頼りがいのない行動」を、状況に応じて書き出してみると、どんなことをしているかが、目に見えてありありと分かる。それが上司にとって、すべきことであり、すべきでないことが明らかになる。こうした肯定的行動と否定的行動が分かれば、上司のとるべき行動は自ずとわかるのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿