行動とは何か。こう言われると、簡単そうだが、厳密には分かりにくいところがある。具体的に書き出しているかどうかということだ。その内容について、島宗リーダー本による第63回目の引用である。
【引用はじめ】
行動が行動として具体的に書き出せているかどうかを確認する方法が死人テストと具体性テストです。
行動とは死人にはできないことです。死人にもできるなら、それは行動ではありません。
たとえば、「会議で発言しない」のは死人にもできますから、行動ではありません。「会議で発言する」が行動になります。
「~しない」と書いていたら「~する」に書き換えてみてください。これが死人テストです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.41 )
【引用おわり】
行動の定義として、死人にはできないことである。なんか、奇をてらった突拍子にもないことと思うだろう。しかし、たとえば、「会議で発言しない」は死人にもできることだから、行動ではないとなる。だから、「会議で発言する」のが行動である。「~しない」という表現を避けて、「~する」と表現することが行動として認められる。
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