2023年11月11日土曜日

島宗リーダー本47「上司の行動が変われば部下の行動も変わる」

 中田さんは、部下と仕事の話をすることがほとんどなく、部下からは煙たい存在で近寄りがたいとされていた。それが、中田さんも自らそうした行動を変えようと「介入パッケージ」を導入して、部下と仕事の話をするようになった。そうしたら、部下も上司の中田さんへの話しかけが多くなった。その内容について、島宗リーダー本による第47回目の引用である。

【引用はじめ】

 介入パッケージによって中田さんの行動は変わりました。それだけではありません。上司の行動が変われば部下の行動も変わります。

 中田さんが部下に話しかけるようになったことで、部下も中田さんに話しかけたり、質問したりするようになってきたそうです。元々、高い専門的知識を持った中田さんですが、その知識が部内で共有されるようになりました。

 仏頂面した上司の機嫌をうかがう必要もなくなり、部下同士のコミュニケーションも増えました。部下が育ち、チームとして強くなっていったのです。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.34~p.35 )

【引用おわり】

 中田さんの部下との接し方が変わったことで、部下たちの中田さんとの関わり方も変わってきた。そればかりでなく、部下たち同士も関わりが増えていった。チームの雰囲気が変わり、チーム力が向上したのである。上司が変わると、部下も変わり、チームも変わるのである。 

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