中田さんが自らを"人見知り"と思い込んで、部下との話がうまくできない。そのことを、なんとかしたいと、具体的な標的目標を決めて、「介入パッケージ」を導入した。その内容について、島宗リーダー本による第46回目の引用である。
【引用はじめ】
標的行動 「さりげなく"下"に降りて部下と仕事の話をする」
介入
- 部の業績向上に貢献した部下の名前と取引内容を把握する
- 部下がいる下の階の座席表を送ってもらう
- "さりげなく"話しかける練習をする
- 最後に必ず部下に対して5W1H形式の質問する
- 実際に下の階に降りて部下と話をした回数を毎日記録する
- 話した回数の目標を設定し、達成したら、コンサルタントと喜びを共有する(強化)
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる! リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.34 )
【引用おわり】
中田さんにとって、オフィスを降りて、部下のいる下の階で、部下と仕事の話をすることができるようにするための介入の仕方である。部下の業績を知って、部下の座席を把握し、話しかける内容を事前に練習する。さらに、実際の話には、5W1Hによる質問を含めて、部下の仕事がさらに深められるようにする。部下との話した回数を記録したおくのである。そうしたことができたら、自らを褒めるなどして強化することである。
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