効果のある随伴性となるためには、標的行動の実行を高めるものでなければならない。そうなるように、4つの公式(即時性・言語化・十分な量・高確率)を用いるのだ。そうした内容について、島宗リーダー本による第210回目の引用である。
【引用はじめ】
標的行動と後続事象の随伴性が、塵も積もれば山となる型もしくは、天災は忘れた頃にやってくる型だと強化されない。そこで、効果のある随伴性の公式(即時性・言語化・十分な量・高確率)を使って原因分析し、後続事象を有効化していきます。
たとえば、焦点化した標的行動をチェックリストにして営業記録に組み込み、毎日終業時に自己記録して上司に報告することにします。上司が毎日の行動記録を確認し、承認することで、効果のある随伴性を追加できます。
売上目標の達成は塵も積もれば山となる型で無効なままですが、上司からの承認は行動目標とシンクロします。また、部下に伝えることで言語化も可能です。よって、十分な量の公式、高確率の公式、言語化の公式により、有効化されます。これで標的行動が実行される確率が高まります。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.115~p.116)
【引用おわり】
標的行動がスムーズに実行できるようにするには、標的行動ができたら即時に承認する。さらに、標的行動の実行は、十分な量の強化、高確率の強化があれば、しっかりしたルール(言語指示)でもうまくいくのである。
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