行動の頻度を高めようと、その直後に好子を随伴したが行動に変化がない。そうなったら、それは好子ではないというである。そうした内容について、島宗リーダー本による第215回目の引用である。
【引用はじめ】
好子を選ぶときのもう一つの視点は、その効果です。思い込みに注意しましょう。
上司からの褒め言葉がいつでも誰にでも好子として作用するとは限りません。たとえば、他の人に聞こえるように褒められることを恥ずかしく思う人もいます。そういう人にとっては、好子ではなく嫌子として働いてしまうかもしれません。
営業成績優秀者を奨励し、記念品を贈呈する会社もありますが、授ける側が好子とみなす記念品が受賞側にも好子になっているかどうか、未確認なことも多いようです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.118)
【引用おわり】
好子が必ずしも、好子の機能を果たさないといったことがある。行動の頻度が高まってこその好子である。あくまでも思い込みの場合もある。好子としての働きがあるものを選ぶ必要がある。
0 件のコメント:
コメントを投稿