上司は、部下に対してどんな思いを持っているか。その多くは否定的なことが多い。部下に対する不満である。「個人攻撃の罠」にはまりぱなしになっている。そうした内容について、島宗リーダー本による第191回目の引用である。
【引用はじめ】
「個人攻撃の罠」にはまっている上司の脳内マップ
部下について、
- 意見を言わない
- 話を聞かない
- やる気がない
- 自分の考えがない といったことばかり
それだけに、部下にして欲しいこと、できるようになって欲しい行動は何ですかとお尋ねしても、期待する行動として書き出して下さいとお願いしても、初めはなかなか出てこないものです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.109)
【引用おわり】
上司の部下に対する「個人攻撃の罠」は一方的といっていい。上司の期待に部下が応えないことに対する不満だったり、不信の念と言っていい。部下だって、上司の期待ばかりにそって行動できるわけでない。部下なりに良しとする行動を行っているのである。上司はそれを見逃している。上司はそうした行動に着目して部下を認めることが大事である。そうすれば、部下も組織への貢献行動はどんなものか理解できるようになる。
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