好子とは、「何か行動をした直後に出現すると、その行動の自発頻度を高める出来事や条件」ことである。具体的には、どんなことが「好子」か。そうした内容について、島宗リーダー本による第212回目の引用である。
【引用はじめ】
どのような後続事象が好子として行動を強化するのか。つまり好子の効力には個人差があります。条件や場面にも影響されます。職場で使う好子の候補を検討するときには、好子の種類と強化のタイミングという2つの視点で考えましょう。好子には以下のような種類があります。
- 物的好子 お金(ボーナスや昇給を含めて)や商品券、食事券、事務用品などの小物、表彰状やトロフィーなど、実際に触ったり、手で持ったり、交換できるもの
- 情報的好子 標的行動がどのくらいよくできたかを伝える情報(成績、達成率や順位など)
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.116~p.117)
【引用おわり】
行動を強化する「好子」には、いろんな種類がある。ここでは、「物的好子」と「情報的好子」の具体例を示した。他にも、「社会的好子」「活動的好子」「権利的好子」がある。これについては、次回に具体例を示す。行動の直後に、適切な好子を適切なタイミングで随伴できれば、行動の頻度を高められるのである。
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