上司が部下に「お客様に親切に対応しなさい」指示する。でも、部下は上司の期待した通りの行動がうまくできていない。それはなぜなのだろう。そうした内容について、島宗リーダー本による第194回目の引用である。
【引用はじめ】
上司から部下へのありがちな指示に対して、どのように改善すればいいでしょうか。
たとえば、上司からの改善前の指示が、「お客様には親切に対応しなさい」とありました。
そこで、上司からの改善後の指示を次のようにしました。
「お客様には、当社ができることを具体的にいくつか提案し、当社ができないことについてはご不便をおかけして申し訳ないと陳謝し、可能な限り代案を提案しなさい」
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.110)
【引用おわり】
部下への上司からの指示は、概括な内容ではうまく伝わらない。上司が思い描くことを明確に伝えることだ。そのため、「何を、どれだけ、どのように、いつまでに」といった成果を示すのである。そうすれば、部下の行動を見届けることができる。うまくやっていれば褒め、うまくなければ修正を加えるのである。
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