グローバル企業としての製油所の現状はどうなっているか。それに対するコンサルテーションを行った。そうした内容について、島宗リーダー本による第347回目の引用である。
【引用はじめ】
全米でも有数の、世界各地に製油所を展開しているグローバル企業に対するコンサルテーションのケースが次のとおりです。
原油からガソリンや軽油などを精製するためには燃料としての油が必要です。当時、この燃料油の価格が高騰していて、この会社では競争力を保つためコスト削減が求められていました。
原油の精製には常圧蒸留装置が使われます。蒸留のために炉を加熱するのですが、この炉の加熱の仕方によって生産性が大きく変わります。
原油の組成や状態によって温度や圧力を微調整することで、より少ない燃料で多くの原油を精製することができます。調整は技師によって行われます。すべては、この炉の調整をする技師の行動にかかっていたのです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.96、p.178)
【引用おわり】
原油精製の調整はどのように行われているか。専門の技師に一任されている。より少ない燃料で多くの原油を精製することが求められている。それをどこまで追求できるか。それがコンサルテーションの役目となる。
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