企業のM&A(合併と買収)によって、さらなる成長が期待される。しかし、期待どおりに必ずしもいかない。いろんな混乱が生ずる。そうした内容について、島宗リーダー本による第353回目の引用である。
【引用はじめ】
企業において、合併後は、これまで以上の業績を、それも日常業務を停滞させることなく上げることが期待されます。スピード重視です。
それにもかかわらず、何が大切なのか、何をどうするのかが決まっていないことが多いため、どちらの会社のやり方をするかの争いで混乱に陥ることが多いのです。
合併や買収については、全社員に事前に告知することができないため、発表に伴い、驚きや不安といった情動反応が生じ、会社や上司に疑念を持ったり、ありもしない噂話をしたりといった行動も実行されやすくなります。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.181)
【引用おわり】
企業同士の合併や買収は、互いの行動様式が異なるので、いろんな軋轢を生み出す。そうした覚悟で行った合併である。合併によって企業価値を高めなければ、やる意味がない。合併によるマイナス要素をどうやって解消すべきかが課題である。
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