合併後に会社はどうなるか。合併によって生ずる支障を防ぐために、コアチームを設立して、合併対策を行った。そうした内容について、島宗リーダー本による第365 回目の引用である。
【引用はじめ】 合併する会社では、合併を公表する前に、双方のトップからなるコアチームを作り、新会社の理念や価値、事業計画とそれを確実に実行に移すための行動計画を入念に作成しました。コアチームには新会社で働くことになる管理職を双方の会社からペアで選びました。
そして、2つの会社の社員、顧客、取引先など、この合併が影響を与える人をすべてリストアップし、それぞれに理念や価値から行動計画までを、わかりやすく説明するための資料を作成し、手続きも決めました。特に社員には、報道や噂ではなく、直属の上司から用意された資料をもとに説明がなされるように、コミュニケーションの経路が設定されました。合併後の仕事の進め方や重視する経営指標も、誰が何をどのようにすべきかに至るまでが事前に決められました。新会社にとって最適だと思われる方法がコアチームによって幾度も検討されてのことです。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.185~p.186)
【引用おわり】 合併に際して、必要となる最適な方法について、コアチームによって徹底的に検討したことが結果的に成功に導いた。
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